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【カラオケバイト志望者必見!】経験者が明かすカラオケ店の裏側

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みなさんは「カラオケ店員」のアルバイトについてどんなイメージを持っていますか?

時給が高そう? なんかヒマそう? 異性との出会いが多そう?

 

これからまとめる「カラオケ店アルバイトの実態」の中には、あなたが想像もしていなかった世界が広がっていると思います。

なんとなく興味のある方、これからカラオケバイトの面接を受けようかと思っている方、ご案内致します。2年間カラオケ店でアルバイトをした私とその世界を覗いてみましょう!

 

カラオケ店員のお仕事内容は?

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お店によって多少のバラつきはありますが、カラオケ店員の業務内容は幾つかあり、中にはちょっと意外なものまであるんです。

 

1.お店を支える「フロア」

お客さんを部屋まで案内したり、ドリンクを運んだり、お客さんが退室した部屋を掃除するのがこの「フロア」の人です。

一番お客さんと接するのがこのポジションであると同時に、最も基本的な業務を行う人たちです。クレームに対処するのも基本的にこのメンバーになるので、時には大変さもあります。新人さんはまずはここへ。

 

2.まさに司令塔「フロント」

これもご存知ですね。実は、経験を積んだベテランが入ることが多く、意外と難しいのがこの「フロント」。

各部屋の収容人数にはバラつきがあり、カップルが入るサイズの小さな部屋から、団体客のための大部屋まで様々ですよね。

次々と来るバラバラの人数のお客さんを、どこに入れていくのか? 次はどの部屋が空きそうなのか、その次は? それを考えなくてはいけません。

カップルが来たのに大部屋しか空いていない……団体が来たのに小部屋しか空いていない……部屋があるのにお客さんを入れられない、こんな事態が発生した時はフロントの指示(部屋の埋め方)が適切だったのかどうかという問題になることもあります。

 

3.オールラウンドプレーヤー「厨房」

フードメニューやドリンクを作るだけではありません。

フロア人数が足りない時には、から揚げをフライヤーに突っ込んで、出来るまでの数分間に、自ら作ったドリンクを持って客室まで走り、部屋で追加の注文を聞き、帰りに空いた部屋を経由して空のグラスを大量に厨房へ持ち帰り、狙ったタイミングで完成したから揚げをフライヤーから助け上げる。洗い物を始める。ドリンクを作る。合間にフードメニューの仕込みも忘れずに。

これをずっと繰り返す死闘のような日が週末などによくあります。

フロントの接客が長くなっていれば、代わって司令塔にもなる「厨フロント」やフロアを助けに助ける「厨フロア」がプレイできる器用さが求められます。

中堅さんが入ることが多いのがこの厨房です。

 

4.お店のリーサルウェポン「外回り」

ヒマな日や、人員の厚さのわりに客数が少ない週末など、「人手があまる」瞬間があります。

そんな時は外へ放り出されるケースもあります。

着ぐるみを着たり、コスプレをしながらチケットを配るカラオケ店員さん。あれをやります。(特に変装しないお店の方が多数です。希望通りの格好でやらせてくれる所が多いです)

駅の近くや中で、近くのイベント会場に出向くこともあれば、私なんかは大晦日の夜に神社の外で、参拝客に割引チケットを配ったこともあります。

これはお店によりますが、時には直接家にビラを入れるポスティングを敢行するケースもあります。

 

ベースとなるのはこれらのお仕事です。

更にディープでマニアックな詳細はまた後ほど!

 

職場の人間関係は? 地域による違いは?

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多くが大学生などの学生バイトで、フリーターも20代が多く、30代や40代の社員さんも感覚が若い人が多い、というのが特徴。

男女比率もあまり偏っていないお店が多く、大体は職場の雰囲気が良いです。

気の合う友人などが作りやすいですし、お客さんとも店員同士でも頻繁に恋愛に発展します。

私がバイトしたお店は、店長に「うちは社内恋愛禁止だけど大丈夫?」と面接の段階で言われました。

実際はその店長はその時すでにバイトの女の子とデキていました。

今はそんなルールほとんどないとは思いますが、特に心配しないで下さい。

恋愛関係になっても、まずクビになんてなりません。

 

次に気になるのが、都市部にあるお店と、郊外にあるお店での勤務の違いについて。

これに関しては、業務内容そのものに大きな違いはないものの、それぞれ微妙な違いがあるのは事実です。

例えば都市部のお店では黙っていてもお店の周りをいっぱい人が行き来していますよね。

そうです。ビラ配りがしやすいのです。そのためビラ配りの時間が郊外のお店より多く、お店の外で人とコミュニケーションを取ることも多くなります。

気軽に人と話せるので、お店で本格的に接客する前にこれで慣れることができます。

 

逆に郊外店ではお店の外を通るのは人より車の方が多いので、あまりビラ配りはしません。

また、都市部のお店よりも「常連さん」が出来やすいのが郊外店の特徴です。

フロントなどでの接客の時間も郊外店の方が長く、お客さんと仲良くなり易いですし、都市部よりもフランクなやりとりができます。

 

マニュアルに沿って、上品にピチっと接客をしたい人は都市部のカラオケ店がおすすめです。

ガッツリお客さんと仲良くなって、来てくれるたびに世間話をするような、距離の近い接客をしたい人は郊外のカラオケ店がおすすめだと思います。

 

カラオケ店の昼の顔、夜の顔

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カラオケ店はシフト制の勤務がほとんどです。

Open~夕方まで、夕方~夜まで、夜~朝まで。

 

開店から働くのは、夜の学校に通う学生さんや、学校に行っていない若いフリーターさんが多いです。18歳になるまで夜間のシフトに入れない事もあって、そういった人たちが自然と集まります。朝早い時間にカラオケ店に行っても、あまりオジさんやオバさんの店員は見ないですよね。

 

朝の時間帯はだいたい落ち着いています。昼を過ぎ、夕方になってから高校生たちが押しかけるまではまったりしていることが多いのです。

昼までの主なお客さんは、カラオケ教室を開いているような先生とその生徒の人たち、時間つぶしで来る少数の大学生、平日が仕事休みのカップルなどになります。

トラブルなどは少ないのですが、この時間に最も気をつけなければならない事は1つです。

実はよくあるのが、この時間の援助交際。

最近は人と会わずに入れるホテルばかりなので、カラオケを援助交際に使う人は減りましたが、それでも未だにカラオケ店を利用する人がいます。

オジさんとかなり若そうな女の子、こんな二人組が入店したなら、他のお客さんの接客をしながらも、かなり注意しなければなりません。

何度でも部屋を間違えたフリをして突入し、何度も何度も灰皿を交換しに部屋に入っていきます。

基本的には重大な事件が起きそうな時には、責任者の社員さんが対応しますので、ちょっとそういうのが苦手な人でも、ムリをしなくて大丈夫です。

 

続いて夜の時間のシフトですが、私のおすすめはこの時間。

とにかく他では味わえない貴重な体験ができますよ!

夜の時間のシフトはトラブルや事件のオンパレードです。最初は恐い思いをしたり、慣れるまでは、どうやって相手に接したら良いか分からない場面が多いです。

それでも何ヶ月かこの時間帯で働いてみてください。もう絶対に慣れています。

次にカラオケ店の夜シフトの面白い世界をお話します。

 

カラオケバイト、やるなら絶対夜時間の希望で!

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まず単純に時給が高いですよね。他の接客業のアルバイトではいかない金額をポンと出すお店も多いです。それだけ濃い世界なので、慣れるまでに少し時間がかかりますが、私が夜シフトメインのカラオケ店員として経験したこと、身に付けたスキルなどをまとめます。

 

【チップあり】

私も驚きました。意外にチップもらえます。お客さんが異性でも同性でも、自分のお得意さんのお客さんができれば、数ヶ月に1回はもらえるかもしれません。

日中のお客さんからもらったことはありません。

ただし、後々面倒なことを要求してきそうな人からはもらわないように気をつけましょう。

 

【カラオケ店員は意外とモテる】

若い人たちが特にやっていますが、部屋に入ったら、まず部屋の照明を暗くしますよね。

暗い所では人間の顔は何割か増しに良く見えてしまうようです。

ホストクラブやキャバクラが薄暗いのもその理由だとよく言われています。

そして考えてみて欲しい。あなたがカラオケ店員として部屋に入っていくとき、その部屋は薄暗く、中にいるのは歌って機嫌が良いお客さんか、それが終わって疲れ気味のお客さんである。更に言おう。酔っているのだ。相手が酔っているという点が大きい。

薄暗い中で、相手は酔っている。(仕事だから)笑顔いっぱいで接してくれるお兄さんやお姉さんがプライベート空間と化した部屋に来る。それはもう簡単にナンパされます。

 

自分の連絡先は教えず、その場で相手の連絡先をもらうのがおすすめです。気に入った相手なら連絡すれば良いし、する気がなければ、もらったメモをなくした、という事にでもしましょう。

 

【お腹がすいても大丈夫】

空いた部屋を片付けるときは飲み放題、食べ放題です。

残飯がイヤな人でも大丈夫。袋に入ったままの未開封のおつまみも有りますし、ビンで出して未開封のドリンクもそこらに有ります。

私も周りのバイト仲間も、いずれ気にしないでグラスからでも何でも飲んで、食べたい物を好きに食べるヤバイ奴へ進化してしまいましたが、それができない人でも大丈夫です。

 

そもそも仲良くなったお客さんの部屋ではよく飲まされます(断る技術も身に付きます)。

一緒にタバコを吸って、一口アルコールを飲んで、その日上機嫌で接客する。

「仕事」に影響しないように、お酒は一口含むくらいにしておくのが大切です。

 

【とにかく身に付くトークスキルと身体の強さ】

出会う職種がとにかく豊富! ノリの良い学生さん、夜のお仕事をしている人たち、サラリーマンの宴会、女性ペア、男性ペア、家族、どう見ても恐い世界の男性たち。

 

あらゆる年齢、あらゆる相手とトークできる、必ず相手の好印象をゲットできる話術が身に付きます。その段階に至るまでに、良いのか悪いのか、カラオケ店員は数々の修羅場を経験して接客のプロになっているでしょう。

また、宴会レベルの団体客へ、お盆で一度に数十個ものビールジョッキを運ぶ事もできるようになります。

お盆の重さに耐えられ、筋肉が締まり足腰も強くなり、同時に四方から飛び交う追加注文も即座に記憶して書き留める。そんな離れ業を身に付けたと実感した瞬間には、とてもやりがいを感じられます。

 

つらいこともあるカラオケ店員

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もちろんキツい瞬間や、出会いたくない場面もあります。私が実際に直面した嫌な瞬間もまとめます。

 

・ケンカとトラブルが多い

お客さん同士のケンカは本当に多いです。隣の部屋の知らない人と口論になって、廊下で殴りあい……など珍しくありません。私は血や暴力が苦手なので、仲裁に入るのが正直嫌でした。

でも慣れますし、私も同僚も含め、仲裁に入った店員が殴られる事件は一度も無く、聞いた事さえ無いので、自分が被害にあう心配はないと思います。

 

・汚物処理ももちろんやります

よくみなさん飲みすぎて吐きますよね?

吐く人、出てきたモノを見て吐く人、大惨事になるケースが残念ながらよくあります。

それらを処理するのも仕事の中に入っています。これが一番つらいかもしれません。

私も周りの店員もそのうち慣れて、何とも思わずに処理できるようになりましたが。

 

・嫌なお客さんももちろんいます

どうしても無条件に「店員」を見下す人がいますよね。泥酔したそんな人を相手にする場面は結構ハードなものになります。

絶対に口論してはいけないし、睨んでもいけない、失礼になるのでさっさと退場もできない。嫌な思いをさせられることは何度かありましたが、やがてトークスキルと一緒に、会話を降りて相手の土俵に合わせないスルースキルも抜群に身に付きます。大丈夫です。

 

【内緒の裏話】

ちょっと脱線しますが、よく人から訊かれることと、その答えをこっそりと。

 

Q:「カラオケ店の部屋にカメラってある?」

A:まずありません。そんなものをチェックする人数の余裕も、お金の余裕も無いお店(会社)ばかりです。

  大手のチェーン店にはメリットがないのでまず無いです。廊下などにはありますよ。

 

Q:「金額交渉ってできるの?」

A:実はできます。最初にフロントに乗っている料金表と違う料金表を店員は下に隠していることがあります。シーズンやイベントに応じて、まずは高い料金表を出していたりします。(それをやらない店舗も最近は多いですが)

「朝まで長時間いるから、ちょっとだけお得にしてよ」と交渉すると、下から2枚目の料金表を出したり、ちょっとおまけしてくれる事があります。

 

カラオケ店でアルバイトするメリット、デメリットのまとめ

メリットは先にまとめた「トークスキル」と「体力」が身に付く、といった点や、異性にモテる、チップをもらえる可能性がある、といった所です。

 

デメリットは、汚物の処理をする事がある、他のアルバイトよりもケンカやトラブルによく出くわす、という所です。逆を言えば、他のアルバイトではなかなか出会えない濃いシーンを見たり体験したりできます。

 

【カラオケバイトが向いている人、向かない人、】

最後にカラオケ店のアルバイトの向き不向きと、やってみようかと考えている方へ。

 

向いているのは他人に興味を持てる人。最初は話が苦手でも大丈夫。

根暗でも、経験がなくても、素直に相手を受け入れられる人が向いています。

そしてチーム競技などの経験者は有利です。カラオケ店員は完全なるチームワークで連携しあってお店を回し、次々発生するイレギュラーなトラブルと戦い、疲れてきたら互いを励ましあって働きます。

 

向いていないのは自分の計画とタイムスケジュールで働きたいタイプの人。

トラブルもお客さんの都合も他人のシフトも、そのすべてが関係して動くので、「じっくり自分の力を発揮する場所やプラン」を求める職人タイプの人には向いていません。

 

最後に、これからカラオケ店でのアルバイトをしようと考えている方へ。

不安も心配もあると思いますが、きっと大丈夫です。

必ず同年代の仲間が出来ますので、一緒に頑張りながら続けられると思います。

人に好かれ、人を好きになるテクニックを私は学べたと感じますし、やった中で一番楽しくて経験を積めるアルバイトでした。この記事が誰かの経験への一歩になれたら、と願います。

 

筆者

name:おもち

 

カラオケ店、ペット用品通販会社、パン職人、ゲームセンター店員、営業マン、出版社を経て会計事務所へ。

自身のアルバイト時代の経験と出会いに、今でも支えられています。

何か気になることがあったらいつでも訊いてください。