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くもんを経営する私がアルバイトに求めることを徹底解説

くもんは近隣の住民から採用しているケースが多い

こんにちは。今回はフランチャイズ経営でくもんの塾を経営していた方に、経営者がアルバイトに求めることといった内容で記事を書いて頂きました。

くもんに興味がある方はもちろん、経営側の考えを理解することでアルバイトとしてどう立ち振る舞えば良いかという点も学べると思いますので是非ご覧下さい。

以下が内容になります。


くもんは一部の直営教室を除き、ほとんどがフランチャイズ経営です。

つまり、指導者=個人事業主は公文教育研究会とフランチャイズ契約を締結し、教室を開設しています。

そのため、教室経営については、各指導者に任されているため、それぞれの教室で若干ではありますがやり方に違いがあります。

もちろん、公文教育研究会で決められた一定の基準に基づき運営していますが、採用条件や雇用条件などは教室の場所や規模などによって異なっているため、採用面接時に各自確認する必要があるでしょう。

アルバイトやパートの募集は、一般的には新聞折込広告や地域新聞などで募集することもありますが、縁故関係、紹介などで採用に至るケースが目立ちます

例えば、母親がパートで勤務していた場合、娘さんも勤務するなどです。

また、勤務しているパートさんの知り合いや実際に学習している子供さんの保護者に直接指導者からパートのお声がけをするなどのケースも見られます。

このような採用方法については、紹介などでよい人材が得られなかったら公募で探す、あるいは紹介と公募の同時進行で人材を探すよう、公文教育研究会から指導されています

公文教育研究会自体は地域に根ざした教育を目指し、地域の中に溶け込んでいくことをとても重視しているため、単純に学歴で採用されるというよりも教室周辺の地域に住む人たちの中から子供たちの学習のお手伝いをしてみたいと思っている子供好きの人を求めています

時給のわりには作業能力の高い人を求めている

一部の教室を除いて、週2回(月8回程度)、14時頃から20時頃までが教室の学習時間です。

アルバイトパートには主に採点をお願いしていますが、採点するプリントは当日の学習分宿題分の両方です。

子供に割り当てられる1日の学習枚数は1教科につき平均5枚で、土曜も日曜も関係なく日数分のプリントが宿題として配布されています。当日分のプリントはやり終えたらすぐに提出してもらい、提出順に採点へ回されます。採点後、すぐに子供に返却され、間違いがある場合にはお直しをさせて再度採点します。とにかく満点になるまでその日の学習は完了しません。

一方で、パートやアルバイトのスタッフを中心に、当日分の採点の合間に宿題分の採点をし、各ノートに点数やプリントにかかった時間など、すべて手作業で細かく記載します。宿題分は次回の教室日に返却すれば問題ないのですが、提出された日に採点と記録が終わってないと、次回教室日のプリントセットに影響が出るため、必ず教室日の20時まですべての作業を終わらせる作業能力が求められます

解答も教科別、レベル別に用意されており、採点基準も規定の冊子に則って採点するだけと単純作業にはかわりないのですが、きれいに赤丸をつけたり数字を記入することと採点のスピード正確さが常に求められています

基本的には残業はないため、契約時間内で質を落とさず量をこなさなければなりません

単純作業に抵抗がない人にはおすすめの業務内容ですが、時給のわりには休憩もなくひたすら採点作業をするといった環境でのお仕事になります。

ただ、そのような環境であっても、将来、小学校や幼稚園の先生を目指すような学生には、経験を積むという点ではおすすめできるお仕事です。

チームで運営、協調性に優れた人にはおすすめ

くもんは指導者を中心としたチームという形で運営されている教室が多いようです。集団行動が得意で、協調性に優れた人にはおすすめのアルバイト、パートです。逆に発展性を求めるような作業はないので、創意工夫が得意な人には不向きだと思います。

教室にもよりますが、月1回程度定期的にミーティングを行い、反省会や指導者による学習会などを行っています。

これは公文教育研究会で義務づけていることではないので、指導者によってはやらない教室もあります。

また、季節のイベント(クリスマス会、新年会、音読会など)を取り入れている教室もあるので、そのようなイベントが好きで積極的に参加できる人にはおすすめです。

仕事に慣れてくると、採点以外の業務を任せられる人も多いようです。例えば、幼児担当英語担当などで仕事を割りふっている指導者もいますし、宿題プリントのみ採点する担当を設ける教室もあります。くもんでは、指導者や他のスタッフと上手に連携を保てる人、つまり協調性に優れた人を求めています。

公文式のシステムを理解してくれる人

主な作業内容は採点ですが、単純に採点ならだれでもできると思って軽視すると、後でこんなはずじゃなかったと後悔するかもしれません。

なぜなら、たとえアルバイトやパートであったとしても、公文式というシステムに共感し、理解してくれる人材を求めているからです。採用面接時に簡単にくもんについての説明があったり、教室によってはDVDなどを見させられることもあると思いますが、教育業界に関心があっても、くもんでは進学塾のような学習方法を認めてはくれません。

あくまでもマニュアルに沿った指導法に則ってお仕事をしてくれる人を求めているのです。慣れてくれば簡単な指導も任されることもありますが、教え方も公文式で統一しなければならないのがやや難です。自分勝手な指導法はくもんでは受け入れられない、それが公文式教育といっても過言ではないでしょう。

それでは、公文式教育とは何を意味するのでしょうか?

それは一言でいえば自学自習に尽きるでしょう。実際指導とはいっても、やり方を教えるというよりもヒントを与え、そのヒントに基づいて自分で考え、自分で解決するように子供を導いていくのです。

子供が一人でできた瞬間、あるいは気づいた瞬間がくるまで、大人はひたすらじっと我慢して見守り、一人でできた時には思いっきり褒め、その喜びを子供と一緒に分かち合う、こういったことをくもんはとても大切にしています。

これは見方によってはとても美しい教育の姿と映るかもしれませんが、実際にやってみると何とも忍耐のいる仕事で、受験中心の勉強を長くしてきた人にとってはとても面倒くさいことでちょっとしたストレスにもなりかねないかもしれませんね。

アルバイトやパートをする目的が「稼ぐ」人はNG

くもんの時給は決して高くないと思います

地域や教室の方針でも違いますが、スタートは地域最低賃金の時給からの場合が多いようです。

何年勤務しても全員時給が同じという教室もありますし、時給アップも頻繁にはないようです。

一定の時給でも子供が好きで教育に興味があり、お金に関係なくやってみたい人向けのお仕事です。

週2回で1回4時間の労働としても月の収入はせいぜい3万円程度だと思います。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、この金額に納得できる人にはおすすめのお仕事です。

しかし、本格的に「稼ぐ」のであれば、進学塾などの講師の方が効率的だと思いますし、自分の能力も思いっきり発揮できるでしょう。

くもんの場合、卒業の時期や進学塾の春の入会時期にあたる2月頃になると、一度に生徒数が激減する教室も多いのです。

生徒数の変動を理由に勤務時間の変更をお願いする指導者もいるので、「稼ぐ」ことがアルバイトやパートの応募動機である人にはやや不利であり、満足のいかない仕事だと思います。

ただ、教室によっては、英検1級など難易度の高い資格を有するアルバイトやパートを積極的に採用するといった指導者もいますが、それは指導者自身が英語などに自信がなく、大学レベルの教材に入った子供を自分で指導できない場合に採用するのみで、通常はそういう類の採用はあまり多くはありません。

また、難関資格を持っている人にとってもその資格を活かせるほどの業務内容ではないので、かえって退屈な仕事でしかないように感じます。いずれにしても、高度なレベルの教材を学習している子供はすでに自学自習が確立しているので、よほどでない限り、個人的に指導する必要もあまりないようです。

子供に抵抗がない人

小さな子供のための学習教室なので、子供好きの方、子供に抵抗がない人におすすめです。

また、子育てが一段落した主婦の方や子育て中の方などには、時間のやりくりさえつけばおすすめできるお仕事です。

ただ、夕方から夜にかけての仕事になるので、その時間帯に働けるということが採用の条件になります。家庭で子供の学校の勉強を見てあげるといった感覚で、教室の子供たちにも接してもらえれば、決して高い学歴や能力がなくても採用されるでしょう。

しかし、子供と一括りにいっても、おしゃべりばかりする子供もいれば、しつけのなっていない子供が多いのも現実で、扱いやすい子供ばかりが集まるわけではなく、思った以上に大変だと思います。教室では、学習の他、最低限の挨拶、しつけについても教えていく必要があるので、そのようなことに意欲的に取り組める方を求めています。

いろいろなタイプの子供に適応できる人

くもんに来る子供にもいくつかタイプがあります。ご家庭でくもんをやらせたいし、本人もやってみたいと思って入ってくる子供、CMで見てよさそうだと思って入会する子供、友達が行っているから私もという子供、保護者の希望で将来中学受験をさせたいのでその前段階として通ってくる子供、私立や国立の小学校に通っているが学習強化のために通ってくる子供などです。

保護者がくもん経験者でぜひ子供にもやらせたいと入会してくる子供や、小学校入学後しばらくして授業についていけなくなった子供、身体や知的障害を持つ子供なども受け入れますが、保護者や子供への対応が少し大変ではないかと思います。

例えば、保護者がくもん経験者で子供がやりたいと思っていない場合には、保護者は子供にはとても厳しく、何が何でもくもん、子供が嫌がっていてもやめることを許さないような人もいます。

教室への要求も高くなり、子供を見ていてとてもかわいそうになるようなケースもあります。

また、くもんは受験専門の進学塾ではないため、だれでも受け入れます。学習についていけなくなった子供でも喜んで受け入れなければならない、言い換えれば、生徒の質を選べないのです。

例えば、小学校入学後1学期が終わる夏休み前になっても数字やひらがなの読み書きがまったくできず、困り果てて子供を連れてくるケースや中学3年の半ばになってから近隣の進学塾から入会を断られたといってしぶしぶくもんに入会し、小学校レベルの学習から始めなくてはならないような子供も受け入れます。

しかし、実はそういった子供の指導が一番難しいのです。こちらが試行錯誤しながら子供に合ったやり方を見つけるまでかなりの時間を要し、どう手をつけていけばわからないことの方が多いかもしれません。指導者の中にはアルバイトやパートの中から適任者を選び、個別に指導することもあるようです。大変な業務ではありますが、興味があれば、とてもよい経験と勉強になると思います。

その他、公文教育研究会では積極的に身体や知的身障者の子供も受け入れるよう指導しているため、通常の子供と同様、このような様々な子供に対しても受け入れを拒んではいけません。

少し難しいことですが、このような子供に対しても忍耐強く付き合えるパートやアルバイトを求めている教室は多いようです。

一般的には、通常の子供と比べると学習への意欲や反応がまったく異なるため、決してマニュアル通りにはいきません。学習に遅れがみられる子供や知的な障害を持つ子供への指導は、通常の数倍の労力を要するでしょう。挨拶に始まり、椅子に落ち着いて座っていることから教え、初めて学習がスタートできるのです。

一般の進学塾とは異なり、各家庭で教えなければならないしつけの部分にまで一つ一つ気を配る必要もあります。障害の中でも知的障害を持つ子供は、その日の気分や天候などによっても子供の様子や体調が大きく変化し、予定していた指導ができない日もあります。

急に騒ぎ出したり、立ち歩くなどその障害ならではの行動が突然始まったとしても、怒ってはいけないし、子供の人格を尊重しつつ他の子供に迷惑を及ぼさないよう配慮することもスタッフに求められるでしょう。

ただ、一つの教室で多種多様の子供を勉強させているわけですから、限界というものもあり、あまりひどい場合には保護者に連絡してその日の学習を終了するなど、臨機応変に対応していけば問題ありません。

それでもいろいろな子供を見ることができるという点では、将来、特に幼児、初等教育、福祉業界を目指す学生にとっては、理想のアルバイトとしておすすめです。

一般常識がある人

くもんに限らずどこでもそうですが、一般常識がある人でなければ採用とはなりません。特に厳しいルールはありませんが、身だしなみ、言葉づかいなど常に子供のお手本にならなくてはいけないからです。

チームで成り立っているので、自分勝手な行動を慎み、他のアルバイト、パートに迷惑をかけない人、採点のみの仕事だからといっても、普段から社会に通じ、自ら貪欲に学び続け、和の心を大切にする人材をくもんは求めています。

また、くもんの学習日は、週2回(月8回)、通常14時(もしくは15時)から20時(教室によって若干教室時間は異なります。)です。そのため、決めた曜日、時間には必ず勤務できることが採用の条件です。契約時にこの時期はできないなどあらかじめ指導者に了承を得ておくことは必須です。なぜなら、一部例外を除けば(突然の入院や身内の不幸などに当たります。)当日急に休まれてしまうとスタッフの都合がつかず、業務のほとんどが手作業なので教室運営に影響が出てしまうからです。現実には、実際に採用となって勤務された後、すぐに来なくなってしまう人もいます。

思ったより大変でついていけない、採点ばかりで目が疲れるなど、やめていく理由は人それぞれですが、お互いにそのようなことを避けるための採用面談ですから、応募者側はくもんの業務内容を吟味、確認した上で、勤務が可能かどうか考える必要があるでしょう。

さらに、くもんでは、できるだけ長期(1年以上)にわたって勤務してくれる人を求めています。採用する側としても、チームとして運営していくので、数か月でやめられてしまうとまた一から別の人を採用し、業務を教えていかなければなりません。子供は指導者やスタッフが変わったとしても、まったく関係なく、できないからといって待ってはくれません。ですから、採用後数週間でおおよその業務を覚え、徐々にスピードと教室の雰囲気に慣れていただきながら、長期間、できれば数年にわたって採点業務を引き受けてくれる人を希望しています。

アルバイト、パートはくもんの指導者への登竜門

くもんは、これまでもアルバイトやパートから入って、指導者になっている人が多数います

そのため、将来くもんの指導者もいいかなと考えている人にはおすすめかもしれません。最近では、多くの指導者がとても高齢になってきました。

フランチャイズ経営=個人事業主なので、年齢に関係なくいつ辞めても差し支えないせいか、何十年もやっている指導者も珍しくありません。実際には60代から80代くらいの年齢層の指導者が一番多いため、公文教育研究会にとっても指導者引退後に教室を引き継いでくれる後継者がのどから手がでるほどに欲しいのです。

しかし、採用方法はあくまでもアルバイトやパートの採用と同様、まずは、広告代をかけずに採点経験者から候補者をリストアップする、指導者が自ら学習者の保護者に声をかける、指導者や採点経験者の身内でやってもらえそうな人に声をかけるなどし、それでも決まらなければ公募で募集をかけます。ですから、次期指導者として一番に白羽の矢が立つのが、教室スタッフといってもいいでしょう。

ある程度長く勤務していると教室引継のお話が指導者、あるいは公文教育研究会から直接ありますので、その時点で指導者を希望すれば、現指導者引退後速やかに指導者への道が開かれています。ただ、注意すべき点もいくつかあります。興味のある人は、参考までに以下を読んでみてくださいね。

指導者とアルバイトやパートは根本的に立場が異なります。だから、かかる費用のことはしっかり頭に入れておかなくてはなりません。現場の業務についてはよく知っていたとしても、指導者になるには直接公文教育研究会とフランチャイズ契約を締結することになり、教室開設のための費用(50万~100万超、くもんローンを活用している指導者も多数)、公文教育研究会への毎月のローヤリティ(初年度は75%からスタート、教室実績などに応じて40%台まで変更するが、変更時には手数料10万円程度などが必要)、店舗代、広告代(2年目までは補助あり)、電話・光熱費、駐車場や駐輪場代、アルバイト・パートの給与など、様々な費用が発生し、指導者が負担することになります。

最初の2年は公文教育研究会より教室援助金が出ます(初年度7万/月、2年度5万/月ですが、教科数が一定の数に達した時点で打ち切られます。)が、使い道はほとんど経費として出ていってしまうでしょう。残業代を支払わない限り、残された業務のすべては指導者が一人で負担して次の学習日まで間に合わせなければなりませんし、学習日以外の毎日、教室に通い、教室準備の仕事に追われる指導者も多いようです。こういった現実に起こりうることも念頭に置いて、納得した上で引継話を引き受ける必要があります。費用面での話を詳細にしてしまうと、実際には後任が決まりにくいのでギリギリまで話さない指導者もいますし、公文教育研究会が費用面などについては、生徒が増えれば収入も上がっていくなど、この少子化時代にはやや不釣り合いな話をサラッとして終わったという話もよく聞きます。

このような話をしてしまうと単純に指導者になりたい、やりたいだけでは難しいかもしれませんね。ただ、メリットとしては、一から生徒を募集しなくても今いる生徒が全部自分の生徒になることはとても魅力的です。ただし、前任者に生徒をいただいたというお礼の意味で謝礼金を支払う必要があります。(公文教育研究会の規則です。)また、指導者になった場合のもう一つのメリットは、自分の子供が無料でくもんを学習できるということです。手続きをすれば、3教科(国・数・英)+フランス語、ドイツ語は受講が可能です。

引継で指導者が変わるときには、たいていの教室でアルバイト、パートの総入れ替えをします。引き続き新任の指導者のもとでアルバイト、パートを希望する場合には個人で交渉することがほとんどのようです。それは、指導者によって教室のカラーが異なってくること、経験を積んだアルバイト、パートは新任の指導者にとって扱いにくい、時給の面でも折り合いがつかない、などという理由があるからのようです。

いずれにしても、いろいろと制約や条件はありますが、アルバイトやパートで長く勤務し、指導者に転身、というのも、どうしても指導者になりたいと願う人にとってはとても興味深いお話かもしれませんね。