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大手芸プロ所属の私がエキストラバイトについて全て解説!

ハイパーメディアアルバイター・せいじがエキストラバイトについて解説

どうも、さすらいのハイパーメディアアルバイター・せいじです。

突然だけど、みんな「アルバイト」っていえばどんな人を思い浮かべる?

 

学生!

そうだよね、学生はバイトしてせっせと貯金して海外とか行くといいよ。僕は行かなかったけど、行きゃーよかったなーと思ってる

 

そして、おっちゃん!

これもあるよね、定年退職したあとにボケ防止に仕事したいとか、余裕もって暮らしたいとかでバイトしてたおっちゃんとかいたもん。頑張るねぇ

 

でも!

やっぱバイトっていえばアレだろ……?

苦労を重ねながら、いつかはそれらが実を結んでビッグになりたい……そんなことを考えてる人……

 

そう、夢追い人ーーーー!!

僕の周りには夢を追って日夜バイトと舞台、ステージを掛け持ちしていつかデビューを目指す夢追い人がいっぱいいました。

僕自身もその一人だったんですが、その中で色んな人に出会っていろんな話を聞いて、しかもドラマや映画に出演できるという特典つきのバイトである「エキストラ」について今回は愉快に触れていこうと思います。

 

「エキストラやってみたいけど、具体的にどんなことやるんやろか……?」って人はぜひ参考にしてください!! イエイ!!

エキストラの仕事って、具体的に何すんのヨ?

たいていの人が察しがついてると思いますが、このバイト、TVや映画に出演します。

まずはじめにエキストラ専門の芸能事務所に登録をして、事務所からメールなんかで出演依頼をもらいます。ほんで自分のスケジュールに合うようだったら出演を希望する旨を連絡すれば集合場所、時間、服装等を指示されますのでそれに従って準備をするだけ。ワォ簡単!

 

僕の場合は大手の「芸プロ」に所属してましたが、履歴書持ってって簡単な面接(面談?)があってプロフィール用写真を簡単に撮影して登録は完了。合格率というか、受かりやすさがどうとかそういう問題じゃなく、基本的に登録は出来ちゃうという印象でした。ちゅーわけで登録だけして仕事がもらえないということもなくはない

まあよっぽど個性的な見た目してるとか、一般常識が無い人でもなければ大丈夫だ!

 

エキストラ登録~仕事の流れ(所属事務所によって若干の違いあり)

  1. 募集要綱に従って電話 or WEBで応募(面接予約)
    ----翌日以降----
  2. 履歴書持参で事務所にて面談
  3. 写真撮影
    ----さらに翌日以降----
  4. お仕事のメールが来る(服装・集合場所指示)
    ----さらにさらに翌日以降----
  5. 現地集合&事務所責任者による点呼
  6. 事務所責任者の指示で適宜出演
  7. 撮影終了!

ただ、「出演」といっても役名が与えられるものではなくあくまで「本編の役者さんの背景」的な扱いです。

例えば街中で役者さんが演技をしているときの後ろを横切る人物であったり、お店で演技をしていれば他のお客さんになったり。とにかくメインの出演者の方々の環境を「自然なもの」にする一員だと思ってください。

ゆえに「せっかく出るんだから目立とう!」とかいうスケベ心を持っていくと現場とのギャップに大いにがっかりすると思います。そらメインの出演者より目立つやつが背景でモソモソやっとったら視聴者も気になっちゃうもんね

 

ただ、人によってはエキストラ事務所のスタッフさんの指示で一言二言セリフをしゃべる役をもらったり、ただの通行人じゃなく、ガッツリ衣装を用意してもらえる華やかな役をお願いされるときがあります。

僕も一度、とあるドラマで「結婚式の新郎役」ということで前泊ありの役を頼まれたことがあります。なんやかんやで役自体なくなっちゃったけどな!! かなちい

エキストラバイトのメリット・デメリット

僕はこのバイト、1年ほど経験しましたが良くも悪くも「役者の現場」を一般視聴者ではなく「役者目線」で見ることができました。なんちゅーか、「やっぱ芸能界って特別な世界なんやな」って感じ

メリット

役者としての現場の緊張感は味わえる

役者志望の方がいたとしたらこれが一番のメリットなんじゃないでしょうか?

実際に出演するまでは想像もしていなかった撮影現場の大変さがひしひしと伝わってきます。

 

例えば、ドラマ本編のたった数十秒のシーンを撮るのに何回も、何時間も撮り直したり、野外撮影の場合は太陽の光具合ひとつで何時間も待ってみたり、一人の役者さんのこだわりひとつで何度も撮り直してみたり……

ドラマや映画、舞台などのお芝居は「自分一人がちゃんとやってれば大丈夫」っていう世界じゃないのがよくわかります。

 

そのためにカメラさんや音声さん、照明さんなんかが綿密にテストして、役者同士でもいろんな意見を出しあって、それをみんなで共有して一つのシーンが出来てます。

 

壮大!!とにかく壮大

 

その現場を見るまで僕は現場に対してまるで無知で、サクッと撮って出しだと思ってたので「制作陣の大変さ」というのは本当に勉強になりました。制作スタッフさんマジリスペクトやでコレ

 

お金もらって有名人を近くで見られる

ミーハーな方なら結構いい話かもしれません。

僕もこのバイトやって結構な数の有名人を見てきました。なんだったら隣の椅子に座ってたのが誰もが知るあの人……なんてーのもちらほら。

 

基本的に有名人見たかったらお金払ってライブや舞台に行くか、はぐれメタルなみのエンカウント率でバッタリ出くわすかくらいしかないので、そう考えるとお金ももらえて有名人見られて……ってめっちゃおいしいですね。

 

ただし、「ファンなんです!サインください!」とか絶対無理な上、現場によっては「会話すらNGです」っていうトコもあるのでくれぐれも粗相の無いようにしましょう。なんだかんだでお仕事だもんね

 

出演可否を自分で決められる

僕が地味にありがたかったのはこれ。エキストラというバイトはそれ単体で食っていくことはホントハードモードなので大体他にもバイトしてます。

そーすっとメインの稼ぎ頭であるバイトの空き時間に出演スケジュールをねじ込めるので「メインのバイト突発で休んで来ました……」ってことがありません。その日空いてなかったら「予定ありでーす」って言えばいいし。

 

つまり「エキストラやりたい!」ってなったからって無理に今のバイトを変えなくていいのは嬉しいですね。

 

デメリット

報酬激安&福利厚生ほぼナシ

「役者たる者常にハングリーであれ!」ってことなんですかね?

いやいやいやそれでも安すぎるわ!ってくらい安いです。相場で言うと僕の場合4000~6000円くらい

だからって交通費など出るはずもなく、毎回自腹かつ、案件によっては遠方なので500円~1000円ほどが受領金額から電車代として引かれます。

そーすっと1回の手取り、平均5000円!!

 

社会人としては少なすぎる!!

 

ほんで会社員よろしく残業手当が30分ごとにつく……なんてありません。撮影時間が伸びた場合報酬は増える案件もありますが、上限が決められていてさらに撮影が押しちゃってたら居るだけ損の状態。

 

メリットの項でも少し触れたけど撮影っていうのはかなり時間をかけて行うものなので押しちゃうことが結構多いです。さすがに終電逃すレベルの時間まで伸びた場合は帰りのタクシー代(券)が支給されますが、その頃にはもうゲッソリ。

 

まあ、たま~~~~にめっちゃ早く終わって「え、今日って時給換算で5000円じゃん!?」みたいなこともあるんでトントンっちゃートントンだけども。

 

ただ一部に「エキプロ」と呼ばれるエキストラ専門で頑張っている方がいて、それでメシ食ってる人もいます。それは立派な話なんですが、報酬はなんとか生活できる程度のものなので「エキストラの仕事好き! 楽しい!」って程じゃなければおすすめできません。僕も1ヶ月くらいエキストラ専門でやってみたけどムリ

 

突発キャンセル有

地味に心にくる仕打ちですが、撮影3日前くらいにプロダクションから「お願いします」と言われてた案件が前日にキャンセルとかちょくちょくあります。

特にボリューミーな仕事ほど結局ナシになっちゃうことが多いです。経験上

 

例えば僕は「結婚式の新郎役」のオファーがありましたが撮影3日前に「やっぱナシ!メンゴ!」みたいなメール連絡があったし、他にも「ある番組の準レギュラーとして出てほしい」というオファーも「番組自体の企画が消えちゃった!メンゴ!」という感じで終わりました。

 

気合入れてバイトもちょっと長めに休暇取ったのにその仕打ちはあんまりだああああああ!!!!

結局その休暇中特に別の仕事も入らず失意の中ダラダラと過ごしてしまったのはヤな思い出。かなちい

 

極端な季節は地獄

個人的にはこれが一番辛かった。

ドラマや映画というのは撮影期間・スケジュールが決まっているので作品中の時間や季節と必ずしも一致するとは限りません。

 

スタジオやセットなんかで撮影する場合は夜中に撮影しても「朝」という体裁にできますが屋外は結構大変。

例えば本編の季節が「冬」だとしてその撮影日が8月だった場合、クソ暑い中スーツにトレンチコート羽織ったり、マフラーなんぞ巻いたりして通行人役をやらなくてはいけません。何の我慢大会だよ

 

もちろんメインの出演者たちも撮影中は同じ苦労をしているのですが、こちらはエキストラ。涼しい楽屋があるわけでも、逃げ込めるロケバスがあるわけでもありません。ひどいときは陽炎揺れるコンクリートジャングルで暑苦しい格好して1時間待ってることだってあります。こんなん撮影じゃなかったら真っ先に職質されるわ

エキストラから俳優にステップアップ可能か?

一見華やかに思われる芸能界ですが、その裏には色々な人々が駆けずり回って泥臭い仕事をしています。メリット・デメリット含めエキストラの仕事というのはその芸能界を一部体験できるという意味ではやってよかったと思います。

 

ただ!!

「こうやってエキストラを続けていればどこかのタイミングで注目されてメインの俳優に抜擢されないかしらウフフ」なんてシンデレラストーリーを思い浮かべている夢見がちマンに告ぐ。それだけはやめとけ!!

 

エキストラも作品を作る大事な一員ですが、俳優とは天と地の差があります。

俳優の場合、マインドセット、目のやり方、立ち方、声の出し方、呼吸の仕方まで細部にわたって演技指導がなされます。対してエキストラは「ここからここまで歩いて。普通にね。(1秒しか映んないけど)」「驚いてる感じでメイン俳優を見て。(ピンボケでしか映んないけど)」というレベル。

 

結局は俳優が求められる水準よりずっと低いことしかできないしやらせてもらえません。逆にメイン俳優みたいなことやってしまうと目立っちゃって怒られるし

 

そういう意味では「撮影現場ってこんな感じなんだー」ってことが分かる程度になったら、身を引いてどっかの劇団に入ったりワークショップで演技経験積んで紹介で芸能事務所に所属したほうがよっぽどメイン俳優の世界に近づけるかと思います。

「エキストラ」という仕事はあくまで広く深い芸能界の「さわり」程度のものと思うべし!

登録しといたほうが絶対いい

実はエキストラとして出演するルートは他にもあって、例えば番組ホームページなどで募集している一般公募的なやつ。

あれは報酬が無いうえにやってることはお金もらってるエキストラと同じだったりもしますので僕は絶対に嫌です。

少ないながらも報酬が得られていたものが、番組記念Tシャツとかで誤魔化されるのって悔しくね!?

 

ここまで「エキストラの仕事とはどんなものか」とかメリット・デメリットにも触れてきましたが、少しでも興味あるなら登録は絶対にしといたほうがいいです。損はしないし

 

遠目からでもメインの俳優さんたちの仕事を見られるのは勉強になりますし、もし将来あなたがメインの俳優として役をもらった時、エキストラの苦労を知っているというのは制作者の観点としてプラスになります。スタッフの苦労知らない俳優って嫌われるもんね

 

俳優業に興味はあるけど演技経験もなく不安な方々は一度体験してみましょう!

あなたの経験が、夢の第一歩に繋がりますように……

 

現場からは以上です。

 

 

エンド

著者プロフィール

せいじ

東京都在住のハイパーメディアアルバイター。

にちプチ 【Nichi-Petit】』というブログで日々思うことやプチお役立ち情報を好き勝手にわめいており、正社員すらアルバイト感覚で臨むその姿は多くの経営者を恐れさせてきた。

読み手に勇気を与える文章が好きです。