大学生の平均的なバイト事情が気になる!
サークルの活動費や合宿代、課題図書代など、何かとお金がかかる大学生活。
高校を卒業して制服から解放され、自由なファッションを楽しめるとはいえ、服やメイクにかかるお金も大きいですよね。
親に負担をかけないように、学費や交通費を自分で稼いでいる学生さんも多いかもしれません。
大学を卒業してからも「奨学金地獄」、「奨学金破産」など、おそろしい落とし穴がひそんでいるので、自分で学費を工面している大学生にとってはアルバイトは必須です。
実際に、大学卒業後に正社員になれなかったり、正社員になってもリストラにあってしまったりで、奨学金を返せなくなる人も急増しています。
※「奨学金地獄」については、詳しくはこちらの記事が参考になりますよ!
(PRESIDENT Online)
私も学生のときは、親が学費を出してくれない家庭だったので、前期・後期に支払う莫大な授業料のためにアルバイトをいくつもかけもちして稼いでいました。
ちなみに日本の大学に対する国の負担金は、OECD諸国32か国の中でなんと最低レベル。そのため、日本の大学はヨーロッパに比べてもともと高すぎるのです。
しかも、国の財政難のため、国立大学に対する「運営費交付金」や私立大学に対する「私立大学等経常費補助金」は削減される一方で、人件費や設備費などの高騰で授業料はますます値上がり傾向に…。
※日本の大学の授業料が高い問題については、こちらの記事が参考になりますよ!
(PRESIDENT Online)
自分は実家暮らしだったので生活費はかかりませんでしたが、勉強の合間の限られた時間でバイトするので、長期休みには毎回短期バイトもしなければ間に合いませんでした。
一方、裕福な家庭で育った友人は、授業料はもちろん、下宿代も定期代もすべて親がかり。
自分はちょこちょこっとサークル代や遊び代だけを稼げばいいという、ウェイウェイな学生生活をエンジョイしていました。
実際私のように、高校卒業後に日本が格差社会であることを身に染みて実感する人は多いようです。(高校生でも、親が授業料を払えずに退学せざるを得なくなる家庭が増えているという深刻な問題がありますが…)
前置きが長くなってしまいましたが、このように大学生のアルバイト事情は人によって大きく異なります。
でも、大学生のみんなが月にどれくらいバイトをしているのか、その平均が気になりますよね。
そこで今回は、アルバイトをしている大学生の月収や時間の平均を調査してみました!
これから大学に入る高校生も、いまバイトを頑張っている大学生のあなたも、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
大学生のバイトの平均月収はズバリ…!
文部科学省が隔年で実施している「学生生活調査」を見ると、大学生のアルバイト事情がよくわかります。
さっそく、現在の大学生が毎月どれほどバイトで稼いでいるのかを見ていきましょう♪
平成28年度の統計は、2018年1月現在まだ整理中でしたので、ここでは26年度の統計(全国の約4万5千人の大学生が対象)をご紹介しますね。
自宅から通っている大学生の平均月収
自宅から通っている大学生のアルバイトの平均月収は、国立大学生で2万5700円、公立大学生で2万6600円、私立大学生で3万600円でした。
自分が大学生の時は、月7~8万前後は稼いでいたのでとても意外な少なさに正直驚きです。
高校生の時でも、これ以上の額はアルバイトで稼いでいました。
これしかバイトしていないとなると、お小遣いやお年玉をもらっているかどうかで生活の質が大きく変わってきそうですね。
月3万前後しか収入がなければ、スマホ代とちょっとした交際費で終わってしまい、ライブやグッズなどに費やす余裕はありません(ジャニヲタか…⁉)。
バイトをまったくしていない、または長期休みに短期しかバイトをしない学生さんが大学生全体の3割ほどいるようなので、そういう人を除外して計算すれば平均月収が上がるのかもしれません。
ちなみにお小遣いについては、もらっていない学生さんが6割と多い反面、おどろくほどもらっている裕福なご家庭の学生さんもいて、平均を出すのは意味がないように思えました。
それでも大学生のお小遣い事情が気になるという方は、こちらの記事が参考になりますよ。
(雑学で生活を便利にするブログ)
ちなみに、授業料や交通費など大学にかかる費用の平均は月額にして10万6500円で、受け取っている奨学金の平均は3万900円でした。(奨学金は二人に一人の割合で受けているようなので、個別で見るとこの額より多く手にしているのかもしれません)
一人暮らしの大学生の平均月収
一人暮らしをしている大学生のアルバイトの平均月収は、国立大学生で2万1800円、公立大学生で2万7300円、私立大学生で2万6400円でした。
一人暮らしでも自宅でも、あまり差は見られませんね。
ちなみに、奨学金の給付平均は3万5千300円と、自宅が良いの学生さんよりは若干多く受け取っているようです。
みなさんはこうした大学生のバイト月収を見て、どうお感じになりましたか?
大学生のバイトの平均時間はズバリ…!
レポートや課題の作成、ゼミの準備、課外授業など、授業以外にも多くの時間を割かれる大学生。
理系の大学ではなおさら、課題の量や課外授業の量がかなり多いと聞きます。
東京電機大学に片道2時間以上かけて通っていた友人は、学業に忙しく通学にも時間を取られるので、週末にちょこっとしかバイトをできていなかったようでした。
同じ大学の友人でも、土日しか働いていなかった人がほとんど。
さらに、サークルや趣味の活動などをしている人では、週末といえどアルバイトの時間を取るのは難しく感じるかもしれません。
自分の場合は文系で、サークルも趣味の活動などもしていなかったので(高校生でいえばまさに3軍的な存在)、大学に行く前にコンビニで早朝バイトをして、大学が終わってからはチェーン店の飲食店でディナータイム働いても学業と両立できました。
土日祭日には趣味で(食べるのと料理が大好きなのです♩)、個人経営の飲食店でもアルバイトしていましたが、なんとか課題もレポートもこなし、単位も取りこぼしなく卒業できましたよ♪
ちなみに、自分は社会人になった後に別の大学の大学院に進んだのですが、(仕事のために資格が必要になったとかいう高尚な理由ではなく、単に仕事が嫌になってリセットしたくなっただけ…)大学院では必修科目も少ないのでほとんどの人が社会人並みに働いていました。
大学からストレートに入った人は少なく、社会人を経た人が多かったので、仕事をしているのが当たり前のような雰囲気だったのです。
現役大学生の平均的なバイト日数と時間
一方、現役大学生のアルバイト時間は週1~2日の人が最も多く、それと同じくらいの割合で週3~4日の人も多いようです。
平均すると週2.7日で、やはり土日祝にバイトを入れる人がほとんどなのでしょう。
1日のバイト時間は、5~6時間が最も多く、次いで3~4時間の人が多いようです。
平均すると4.6時間で、文系では短時間のバイトを多く入れる傾向が、理系では長時間のバイトを1~2日だけ入れる傾向があるのだとか。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
(タウンワーク)
短時間で効率的に稼げるバイトは?
大学生のアルバイトの月収は意外に少なく、バイト時間もあまり取れていないことがわかりました。
そうなると、高い時給のバイトで効率的に稼ぎたいものですよね。
そこで最後に、大学生OKで効率的に稼げる仕事をいくつかご紹介します♪
アルバイト選びの参考にしてみてください。
ナイトワーク以外で時給が高いアルバイトは?
ナイトワークはダントツ高時給ですが、夜が遅いので学業に支障が出ますし、就職活動で不利になるのでオススメできません。
大学生にオススメの高時給バイトは、家庭教師や塾講師、コールセンター(テレアポ、テレマ、テレオペなど)、イベントスタッフ(短期)です。
自分は個別指導の塾講師のアルバイトもしていましたが、シフトが比較的自由で週1日から、1日1コマからでも入れるので融通がききます。
担当する生徒が決まると勤務曜日や時間がだいたい固定されますが、時給相場は1,200円~1,500円と高く、やりがいもありますよ。
子どもと接することや教えるのが好きな学生さんなら、ぜひおすすめです!
武田塾の講師募集CMが注目されているので(2018年1月現在、視聴回数29万2千回)、良かったらご覧ください。
自分はコールセンターでテレオペ(電話受付)のバイトをしていましたが、こちらもシフトが自由な上にネイルやピアス、髪色も自由。
時給相場も1,000円~1,400円と高めで良かったです。
働きやすさはコールセンターによって差があるようですが、自分がアルバイトをしていた職場は福祉系の学校の資料請求や問い合わせの応対だけだったので、とてもラクでしたよ。
一方、テレアポやテレマはテレオペよりも時給が高い分ノルマや販売目標などが課せられている場合も多いようです。
とはいえ、成果が上がればインセンティブも入るので、トークやコミュニケーション能力に自信がある人にはこちらも向いていると思います♪
コールセンターの現場はこんな感じです。
イベントや催し物に強い派遣会社に登録しておくと、土日祝日や長期休みなどを利用して短期・単発のイベントスタッフバイトも紹介してもらえます。
イベントスタッフの時給相場は1,000円~1,200円で、日給1万円という仕事も少なくありません。
仕事の内容は、ライブやフェス、スポーツイベント、ヒーローショーなどで来場者の誘導や案内、チケット切りや販売を行います。
自分が経験したイベントスタッフの仕事は展示会の受付で、会場案内やパンフレットを手渡すだけでした。
非日常の経験ができて、気分転換にもなりましたよ。
ライブのスタッフでは忙しくて大変、という感想もよく耳にしますが、短時間で稼ぐにはオススメです。
今回は大学生のアルバイト事情や、オススメのアルバイトをご紹介してきました。
学費を自分で払わなければならない人も、ちょっとお小遣い稼ぎしたい人も、単位をきちんと取れるようにちゃんと勉強しながら、アルバイトを両立させてくださいね♪

wasante
寒い日が続くので、毎日でも温泉に入ってくつろぎたい今日この頃です!
みなさんも風邪にはお気をつけて!