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伝統文化が悪習化!?「恵方巻」の廃棄問題やノルマ問題についてチクリ!

「四季」というなんとも味のある季節感に恵まれた日本には、「季節商品」という独特の概念が存在しています。

スーパーやコンビニなどでは各季節ごとに商戦が繰り広げられ、店頭に並んだ季節商品の数々は、日本の季節感を表すちょっとした風物詩です。

今回話題として取り上げる「恵方巻」もその1つですが、近年この恵方巻の風習が悪習化しているのでは?という疑問がネット上でささやかれています。

一体どんな問題があるというのでしょうか?

本記事では、ネットやツイッターで話題となっている恵方巻の「ノルマ問題」や「廃棄問題」について詳しく解説していきたいと思います。

恵方巻は美味しい風習です!コンビニのこの先に期待しましょう!

まずは知っておきたい「恵方巻」という風習のあれこれ

節分の季節が近づくと、今では当たり前のように耳にするようになった「恵方巻」。

なんだか昔から日本にあるような、おごそかなイメージを持つ字面ですよねぇ。

恵方巻の風習って、確かに昔から日本にあったものなんですが、その風習が今のように一般化したのはほんの30年ほど前なんだそうです。

ただ歴史のほうはもう少し古くて、その発祥や由来については諸説があるようですね。

ちょっと調べてみたので、恵方巻についての基本的な情報を確認してみてください。

そもそも恵方巻って何?

恵方巻というのは、いわゆる太巻き寿司のことで、特に節分に食べる縁起のいい太巻きのことをこう呼びます。

コンビニなどで売られている恵方巻は、1本300円~500円くらい。

新鮮な魚介類などを使用しているものも多いので賞味期限切れが早く、買ってすぐに食べないとすぐに傷んでしまうので注意が必要。

年々アイデアを盛り込こんで、豪華なものや、ちょっと変わった商品などを続々売り出しているようです。

噂によると、今年(2018年)はロールケーキタイプのものやサンドウィッチ型のものまで登場しているそう!お寿司はちょっと苦手で……という方でも伝統風習に参加できるのはありがたい?のかもしれません。

恵方巻の始まり

恵方巻の始まりは、江戸時代に大阪商人が始めたという説や、昭和10年ほどに遊郭(現在で言う風俗)で始まったという諸説があり、事実がはっきりしません。

大阪商人が始めたという説では、もともと大阪には節分に太巻き寿司を食べるという習慣があったのだそう。その起源は江戸時代までさかのぼります。

一方、遊郭で始まったとされる説では、花魁たちが太巻きを男性のいちモツに見立てて丸かぶりしていた遊びだった、という話だそうです。面白いですよねぇ。

どちらにしても、「節分に行う」「太巻き寿司を丸かぶり」「起源は江戸時代の大阪」という点は共通していますが、他にも「海苔屋の陰謀説」などもあってまさに諸説紛々といったところです。

まぁ説はともかく、恵方巻の風習が全国に広がり始めたのは関西方面からのようで、どうやら大阪の「海苔組合」が、海苔の販売促進運動の一環として太巻きの早食い競争などのイベントを開催したのがきっかけらしいです。
どうもここらへんが、海苔屋の陰謀説の発生源ぽいですね(笑

起源が江戸時代の大阪だという話ですし、当然と言えば当然かもしれません。

そしてそこから徐々に恵方巻とその風習の知名度が上がり、某コンビニが大々的に売り出したことによって一気に全国的になった。というのが流れのようです。

江戸時代や昭和初期の頃から日本にあった風習だということは、そこそこ古い歴史を持つ伝統文化だと言うことになりますね。

そんな風習が、今でも日本の季節を彩る1つの風物詩となっているのは、きっといいことなのでしょうね。これからも長く、正しい状態で伝統が守られればいいのですが……。

恵方巻っていう風習の具体的な内容は?

風習の概要はこうです。

「節分の日に、その年の恵方を向いて太巻きを丸かじりにする。」

恵方というのは陰陽道の言葉で、その年の干支にちなんだ方向を吉方として定めているものだそうですので、恵方はその年その年で違う方向だということになります。

そして恵方巻の風習には以下のような厳正なルールがあり、それらを守らないとご利益は得られないと言われています。

  1. 太巻きを食べきるまでは恵方以外を向いてはならない
  2. 食べている間は一言も発してはならない
  3. 途中で食べるのを止めてはならない
  4. 恵方巻は一度に食べきる

これが太巻き寿司なのでけっこう辛い!子供さんなんかは普通に売っている太巻きを一気に食べきるのは辛いので、自作で小さいものを作ったりするほうがいいかもしれません。

ひょっとしたら、子供用の恵方巻なんかも売っているかも?

とにもかくにもご利益を得るためですから、1本くらいは頑張って食べきっておきたいところです。みなさん頑張って丸かぶりしましょう!

なぜコンビニが恵方巻を大々的に売るのか

なんでも、1989年頃にセブンイレブンが大々的に太巻きを売り出したのがきっかけだそうで、そこからまたたく間に全国に「太巻き=恵方巻」のイメージが定着。

そこから急激に、コンビニだけでなく、各大手スーパーやデパートなどもこのビッグウェーブに乗っかり始めたようです。

ただ正確には、一番最初に恵方巻のようなものを販売したのはファミリーマートなんだそうです。その際は「節分巻き寿司」として売り出されていて、大阪と兵庫のみの販売だったようです。

全国展開した最初のコンビニがセブンイレブンだったので、「セブンが最初」というイメージが定着しているようですね。

スタートこそファミリーマートやセブンに遅れをとりましたが、今ではローソンや他のコンビニ各社も恵方巻商戦に参入し、節分の時期になると激戦を繰り広げています。

しかし恵方巻という名で太巻き寿司を売り出すだけでなく、「伝統風習」とひとまとめにして売り出したコンビニチェーン店各社はさすがの手腕です。

そのおかげで、今では毎年「節分と言えば恵方巻」「一人一本くらいは食べきろう」みたいな風習が定着してきています。

恵方巻の意味は知らなくても、とりあえずイベントに参加しとこう!なんて人もいますしね。

毎年TVのバラエティー番組などでも、芸能人が袴姿で恵方巻を食べたり食べさせたりといったシーンを見かけますから、これだけ見ても相当な経済効果があるのは簡単に想像がつきます。恵方巻恐るべし!ですね。

ちなみに、太巻き寿司を恵方巻という呼び方にしたのは、その伝統風習に目をつけたセブンイレブンだそうで、どの文献にも恵方巻という記述は出てこないそうです。

古そうな名前なのに、実はけっこう新しい呼び名だったんですねぇ。

今ではすっかり季節商品の仲間入りを果たした恵方巻は、「おせち」や「X'masケーキ」と同様、各販売店が大々的にキャンペーンを行うほどの商品となりました。
コンビニではこの季節商品の売上がかなりの利益になるらしく、コンビニ各店舗には毎年その季節になると、とてつもない量の季節商品が納品されるようです。

筆者もコンビニでアルバイトをした経験がありますが、私が働いていた頃はそれほど大量の季節商品の入荷は無かったように思います。

季節商戦というのは、本当にここ数年で激化してきたものなんでしょう。

コンビニって実はけっこう忙しいお仕事なので、店員さんの苦労が目に浮かびます……。

さらに、恵方巻の時期は2月の節分なのに、12月の末頃にはすでに予約を開始するほどの気合の入れっぷりなんだそう!すごいですよねぇ。

でも確かに、1月の初め頃からすでに恵方巻の「のぼり」を見かけていたような気がします。

それだけライバル店との商戦がきびしいということなのかもしれません。

ネット騒然!過去にニュースにもなった「恵方巻廃棄」の実態

恵方巻の実態

さて、ここまでで「恵方巻」というものがどんなもので、どんな風習にもとづいているのかが分かって頂けたと思います。今では恵方巻は、全国区と言っていいレベルの知名度を誇っていると言えるでしょう。

そしてその立役者?と言えるのがコンビニエンスストアなどを始めとする、各販売店です。

しかし近年、この各販売店による「季節商品の大量廃棄」が問題となり、ネット上やツイッターなどで頻繁に騒がれ、度々ニュースにもなっています。

元々コンビニエンスストアは「廃棄商品が出るのは当たり前」といったスタイルで販売を行っている節があって、以前からその点を厳しく非難する声はありました。

筆者がコンビニで働いていた時も毎日数十点の廃棄商品が出ていて、「これ貰えたら食費が凄く助かるんだけどなぁ」なんて考えていたのを思い出します。

でも原則として「廃棄」となった商品は持ち帰ったりその場で食べたりしてはいけないことになっていて、仮に無断でそれらを持ち出したりすると「窃盗罪」が適用されてしまうんです。

個人的な感情で考えると「そんなのあり得ない!」と思うところですが、廃棄予定ではあっても所有権はお店にあるので、商品を勝手に持ち出すと罪に問われるのだそう。

でもここだけの話ですが、筆者がコンビニでアルバイトをしていた頃は、廃棄商品の扱い方は店舗ごとで違っていたりすることもよくありました。

同じチェーン店であっても、パートやアルバイトの方へ廃棄商品の持ち帰りを許しているところもあれば(本当はダメです!)、完全に禁止のところもありました。

コンビニはフランチャイズ経営ですから、本部の意向がどうあれ、結局のところ店舗ごとの経営は店長次第なところがあります。

売れ残り商品がむざむざ廃棄されるのはもったいない!と思うオーナー(店長)さんもいたということでしょうね。
ひょっとしたら、一昔前は今に比べたらその辺のルールがゆるかったのかもしれません。

と、そんな感じで、商品を廃棄するのは経営戦略の計算に入っているのがコンビニチェーン店というものなのですが、これが各季節ごとの季節商品となると、その廃棄の規模が決定的に違ってくるので、その点が問題視されているわけです。

本稿で解説している恵方巻は特に、材料に生物を使っていることもあり賞味期限を迎えるのが早く、廃棄されやすいという特徴があります。

ここ数年では、毎年大量の廃棄商品の画像などがネットやツイッターにアップロードされ、憶測などを含めて物議をかもし出しているのです。

ではここからは、コンビニの廃棄商品問題について項目ごとに分析や解説をしてみようと思います。せっかくの伝統風習がだいなしになってしまうのでは!?と考えて、少々辛口でまとめてありますので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。

売れ残り廃棄される季節商品の画像が続々ツイッターにアップ

昨今では、情報はすぐに伝達してしまうのが世の常です。

ちょっと話題になると、ネット上には同じような内容の記事がたくさん出てきますよね。

ツイッターだと、その場の生の情報がオンタイムで入手できますので、情報の共有と拡散も早いんですよ。噂はあっという間に広がってしまいます。

そうやってニュースにまでなったのが「恵方巻の大量売れ残り画像」です。

ちょっとこちらの画像を見てください。

これは、ある方がツイッターにアップした「廃棄となった恵方巻」の画像。

コンビニでよく見かけけるブルーのトレーにびっしり詰まった恵方巻は、軽く数十点はありそうな勢い。1つ300円くらいだとすると結構な金額になりそうです。
いやーもったいない……。

寄せられているコメントにも様々な意見があり、「ノルマ」という言葉もちらほら見えますね。

このノルマが大量廃棄に大きく関わっているのですが、それについては別の項目で詳しくご説明しようと思います。

ご覧頂いた画像は、当然ごく一部の店舗のものではありますが、どのコンビニでも季節商品は大量に余ってしまうというのがここ最近の通説のようです。

このような「廃棄画像」が次々にアップされたことで、恵方巻のイメージはかなり低下してしまっています。非常に残念です。

こういった廃棄商品は毎年かなりの量になり、年間600トン以上にものぼります。

これ、どのくらいすごい量かというと、1000万人以上の人間が1年間で食べる量より多いらしいんですよ。それを捨てちゃってるんですから、ものすごい無駄ですよね……。

もちろん食中毒のような問題を起こさないために早め早めに廃棄していたりということもあるんでしょうが、数字を見るとやっぱりコンビニの経営戦略に問題があるように思えてならないんですよね。

コンビニ側からすると、食中毒防止以外にも廃棄を減らせないそれなりの理由があるようですが、まぁ私たち消費者側からすれば、やっぱり「もったいない」の一言に尽きます。
できるのならば、改善をしてもらいたいところです。

売れ残るくらいならそもそも仕入れなければいいんじゃ?

商品の廃棄問題に関して、普通に考えれば「仕入れの見込みが甘いのでは?」と思いますよね。でもコンビニ側もオーナー(店長)もコンビニ経営の専門家ですから、そのくらいの事はちゃんとわかっています。決して見込みが甘いわけではないんです。

ではなぜ大量に余ってしまうのか?

その理由が、コンビニが廃棄を減らせない理由の一つ「商品棚の見栄え」なんです。

さきほどの恵方巻の廃棄画像に寄せられたコメントにもありましたが、コンビニは商品棚の見栄えをよくするため、どうしてもある程度の商品の量が必要になってきます。

特に季節商品を販売する時期は、店内外の雰囲気そのものを盛り上げることに注力していますので、ドーン!と大量の商品を並べてお客をひきつける必要があるわけです。

言葉は悪いですが、廃棄される分の商品は「見てくれ用」である、という言い方もできるかもしれません。廃棄が計算に入っている、というのはこういうことなんです。

さらに、コンビニが廃棄を減らせない理由がもう一つ。「品切れが怖い」という点です。

コンビニに訪れるお客さんにとって目当ての商品が無かった時の落胆は相当なもので、それがきっかけで常連さんを逃してしまうことにもなりかねません。

それが季節限定の商品だったりしたら尚更です。

これについてはコンビニ側の言い分もわかる気はします。

そういった理由で、コンビニは品切れを極端に恐れる傾向にあるようです。

そのため、実際に売れると思われる見込み数よりも、かなり余分に商品を用意しておくのがコンビニ経営の常識なのだそう。

もちろん、大量の廃棄が出てもしっかり利益が出るように原価と売価も調整してあるのでしょう。そうじゃなきゃまともに利益なんてできませんからね……。

しかし各店舗のオーナー(店長)にとっては、やはり大量に廃棄が出るということは悩みのタネのようで、なるべく廃棄を出さないようにいろいろな手段を講じているようです。

有名なところでは「アタック表」を使った従業員の営業や、店内での販促競争などがありますが、これについては「コンビニのアルバイト」の項目で詳しく解説します。

「廃棄巻」と揶揄され、伝統風習へ対する意識が変化

最初の見出しでご説明した通り、そもそも恵方巻は江戸時代から続く大阪の風習が元になっているものです。(諸説ありますが)

伝統的な風習として世の中に受け継がれていただけなら、きっと「廃棄巻」などと呼ばれることもなかったのでしょうが、現実はかなりシビアです。

大量に廃棄された季節商品を見た人たちは、声を揃えてこう言い放っています。

  • 「こんな風習やめろ迷惑だ!」
  • 「この悪習まだ続くの?」
  • 「バイトにノルマとかひでぇ」
  • 「コンビニの廃棄問題いい加減にしろ」

ヘタに有名になってしまったために非難を浴びることになってしまったという、有名人の宿命のような現象が、今まさに恵方巻の身に降りかかっているわけです。

ひょっとしたら太巻き寿司自体のイメージダウンもあるかもしれないので、お寿司屋さんや海苔屋さんからすればいい迷惑なのかもしれません。

私自身、恵方巻についてはそれほど深く考える事もなく、毎年なんとなく恵方巻を食べていましたが、こうなってくると「コンビニの戦略に乗りたくないな……。」という気持ちにもなってしまいます。

この記事を読んでいるみなさんはどうでしょう?

恵方巻が、みなさんにとってまだマイナスイメージになっていなければいいのですが……。

コンビニアルバイトには辛い……。買取ノルマが毎年ツイッターなどで話題に

みなさん「ノルマ」っていう言葉の意味はご存知ですよね。

そう、仕事などで各人に割り当てられた仕事量や到達目標などを示す言葉です。

どちらかというと、悪いイメージで捉える人のほうが多い言葉なのではないでしょうか?

仕事というのはぶっちゃけた話、「利益を生み出してなんぼ」なところがありますから、ある程度のノルマがあるのは致し方ないところ。

しかしそうは言っても、常識外れの仕事量や無理難題を押し付けられるのではたまったものではありません。

でもそんなノルマについて、ここ最近ネット上で大きな話題になっている問題があるんです。それが、「あまりにも酷いコンビニのノルマ問題」というもの。

ここまでコンビニの恵方巻の廃棄問題について解説してきましたが、その問題に大きくかかわっているだろうと思われるのが、実はこのノルマ問題なんです。

順を追って説明しましょう。

まず一つ目のポイント。

「コンビニ各社は季節商品に非常に力を入れている」

クリスマスや正月、節分、バレンタインデーなど、その季節限定の商品でお客を引きつけ大きな利益を生み出す時期は、「季節商戦」などと呼ばれ、各社様々な工夫をこらしてしのぎをけずっています。

コンビニにとっては稼ぎ時の一大イベント、というわけです。

そして二つ目のポイント。

「季節商品は各店舗に大量に納品される」

当然、各季節には各店舗に大量の季節商品が納品されます。

廃棄問題の項目でもご説明した通り、コンビニはまず商品棚の見栄えを考えますので、売れる見込数よりも相当多い量を各店舗に納品しています。

全部売り切るのはひじょーーーに難しい、とてつもない量です。

最後に三つ目のポイント。

「売れ残るよりは当然売れるほうがいい」

あくまで見た目を整えるために大量納品している季節商品ですが、売れ残るよりはそりゃ売り切ったほうがいいわけですよね。

当然オーナー(店長)には「ちゃんと売り切る努力をしてくださいね」という打診がいきます。

コンビニ本部としてはノルマを強要しているわけではないそうなんですが、本部から大量に納品されちゃったら、オーナー(店長)は売るしかありません。

そしてそのしわ寄せはアルバイト・パートなどの従業員へ……。

こうやって、アルバイトの身でありながら大量の恵方巻などの季節商品を売るはめになり、場合によっては、販売ノルマが課せられてしまう、という問題が起こっているわけです。

そして、そこまでしても大量に売れ残ってしまうので、仕方なく廃棄する。

要するに、各店舗に無理難題を押し付けて、あげくの果てに大量廃棄しているのが現在のコンビニ本部の経営のやり方、ということになります。

結局のところ、各フランチャイズ加盟店は「事実上のノルマ」を課せられている、と言うしかないのが現在のコンビニの現状なんです。

もちろん、コンビニ本部側は「強制」しているわけではありませんので、この問題はオーナー(店長)の経営のやり方次第なところがあります。

当然店舗によってはノルマが一切無い、という店舗もあるでしょう。

しかしネット上には、実際にアルバイトやパートにノルマが課せられている事実を示すようなメールのやりとりの画像などがアップされています。

2017年の1月にはNHKでニュースにもなりましたので、それもあって大きな注目を浴びるようになったみたいなんです。

しかし、ネット上の過去の記事などを見ていると、このコンビニノルマ問題はかなり前からあったようで、少なくともここ数年くらいはノルマや廃棄といった問題が起きているようです。

コンビニのノルマ問題は思った以上に根が深いのかもしれません。

というわけで、ここから先の項目ではコンビニのノルマ問題について、もう少しつっこんだ解説をしていきたいと思います。

具体的にどういった問題点があるのか、違法性があるのか、などを詳しくご説明しましょう。

学生アルバイトにすらノルマ(買取あり)があるらしい?

さきほどコンビニのノルマ問題がNHKでニュースとして取り上げられたとお伝えしましたが、そのニュースの中で、「売れ残った分を給料から天引きされた」という相談が寄せられている、といった内容が報道されたそうです。

ちょっとこちらを見てください。

とある方がツイートした「恵方巻ノルマの実態」を示す画像です。

例のニュース報道の画像の右下に、コンビニ従業員であるアップ主さんと責任者と思われる人とのメールでのやり取りがアップされています。

これはいわゆる「買取」と呼ばれるもので、「ノルマ不達成だから責任を取って自腹で買い取ってくださいね」ということなんです。

実はこの買取自体はそう珍しいものではなく、筆者も郵便局でアルバイトをしていた時に似たような経験をしています。

私が働いていた郵便局の場合は、ギフト商品を月に一人で2つ販売することになっていて、それが一応ノルマということになっていました。そして先輩社員の方から「自分で買ってもいいよ」と言われいていたので、そっちのほうが楽かな?と思って買い取っていたわけです。

コンビニのニュースで報道された件と大きく違う点は、「給料から天引きされたわけではなく、買取はあくまで自由意志」だったところ。

ノルマは一応設定されているというだけで、売れ残ったら絶対に買い取らなければならないというわけでなかったので、違法性はなかったんです。

ただ職場に「ノルマだから買うのは当たり前」といった空気は確かにありました。

こういった買取、もしくは買取に近い行為はけっこういろいろな職場で行われているもので、これもやはり各営業所、店舗次第なところがあるようです。

ニュースで報道されたものもごく一部の店舗の話なのでしょう。

正社員であれば会社からそれなりの給料をもらっていますので、少々の買取くらいは「会社の一員として当然」として許容できますが、低賃金のアルバイトやパート、ましてや学生などに月に数万円の買取を強要するのは正直ありえません。

コンビニ本部は、「買取の強要など違法な行為がないよう店舗を指導している」と言ってはいますが、ツイッターなどにアップされているコンビニ従業員と責任者のメールのやり取りを見ると、実際には指導が行き届いていないんだなぁと思わざるを得ません。

ここでちょっと、コンビニで実際にどんな買取があるのかを見てみましょう。
ネット上のYahoo知恵袋などに寄せられている「実際に働いている方からの声」をいくつかご紹介します。参考にしてみてください。

ローソンの買い取り強要について質問します。
ローソンで恵方巻が発売されますが、一人2500円分の購入を強要されています。
日本郵便に勤務しているんですが、ローソンからの圧力で職場の上司

が「買え!何で買わへんねん!あほか!オマエ!早く買え!」と人間性を否定して暴言を吐き、休みの日には家に電話を数回かけてきて、「いつ買う?いくら買う?」と言ってきます。これはローソンが言わせているのですか?
ローソンのお取引さま専用ホットラインに電話する事案か迷っています。
離婚問題で代理人になってもらった弁護士は「あきらかに強要罪。」とまで言っています。
ローソンはあちこちの郵便局に買い取りを強要しているんですか?

参照:Yahoo知恵袋

コンビニ店員です。

ノルマというのは、今ニュースで話題になっていますけど、ほんの一部の店限定ですよ。
私のいる店ではノルマなんてありません。

出来たら、一つでも買ってくださいね。とは言われましたが。

あれは、全てのコンビニではなく、各店舗のオーナーさんの考え方な訳ですのでちょっとした報道に対して大袈裟に取らないでください。

恵方巻・・・はい、食べました。
美味しいかったです!

参考:Yahoo知恵袋

クリスマスケーキ予約の期間が11月からあったのですが、店長も他の人もなにも言わなかったので普通に業務をしていると12月の2週

目になっていきなり本部の週一度来る方から
「ケーキを買ってくれないか。今年は少ないんだ。そもそもこれは店員は誰でもすることなんだよ。自分で買うのが無理なら両親に頼んで見たら?」と言われ、その場は誤魔化しましたが、両親に相談すると拒否されたのでそのままにしていました。

すると、その数日後に店長から大きく1人一つは販売協力してくださいと紙に書かれていてメンバー数人の2人(私と新人のぞく)サインが書かれて有り怖くなってなにも書かずにケーキの締め切りが来るのを待っていました。

クリスマスケーキの締め切りの後に本部の人に会うと優しかったひとが挨拶一つしなくなり、そんな人なのだろうと割り切ることにしました。

今日、バイトに行き本部の人からの定期的な手紙が書いてあったのでみてみると、クリスマスに活動が弱かった店員(私と新人)は恵方巻き販売において再教育を(店長から)しましょう と書かれてあり驚きました。辞めたいのはやまやまですがなんとか2月に辞めるので乗り切りたいです。

そこで質問です。恵方巻きを買わないとだめですか??カタログが来たら案内はしたいですが、人があまり来ないコンビニなので売れる自信ないです。

参考:Yahoo知恵袋

この他にも季節商品ごとにノルマや買取があるようで、「クリスマスケーキ」から始まり、「おせち」「恵方巻」などの季節商戦が続く12月~2月までの3ヶ月ほどは、買取ラッシュが続く地獄の買取月間として恐れている人もいるとかいないとか……。

その数ヶ月でいったいいくらの買取があったのか、実に気になるところです。

コンビニさ~ん従業員の「買取」は違法行為ですよ~!!

ところでみなさん、「自爆営業」っていう言葉をご存知ですか?

郵便局やコンビニ、スーパーなどの職種でよく耳にする言葉です。

自爆営業というのは、簡単に言えば「自腹で商品を買取する営業方法」のことで、一部の会社などでは昔から当たり前のように行われています。

会社の経営方針自体に最初から買取が含まれているんでしょうね。

調べてみるまで知らなかったんですが、保険屋さんにも自爆営業があるそうですね。

食べ物と違って「保険」という商品は何年も支払いが続くわけですから、保険の買取をさせられた人は相当な負担になるそうです。

噂によると、保険の自爆営業で自殺者も出ているとか……。怖い話です。

まぁみなさん、すでにおわかりかとは思いますが、この自爆営業(買取という行為)は、本当はれっきとした「違法行為」なんです。

労働基準法第24条で「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と定められていますので、実質商品を買わせて賃金とすり替えられている自爆営業は違法行為ということになります。

参考:労働基準法

しかし違法なのにも関わらず、昔からの伝統?として今でもかなりの数の会社で残り続けている悪習慣なんですよねこれ。

その最たる例が、コンビニによる季節商品のノルマ・買取問題なわけです。

筆者の知り合いも、1つ1万円以上もする「おせち」や「オードブル」を毎年買っていたと話していましたし、私も1度贈ってもらったことがあるので、買取があるのは間違いありません。

そういえば、知人からはおせちを。私のほうからは郵便局のギフトを贈っていたので、お互い買取した商品同士を贈り合っていたということになりますね(笑

このくらいのちょっとした買取なら、いろんな職種で普通にあるってことなんです。

ただこの買取問題は、「買取を迫られただけでは違法行為にはならない」という点があるので注意が必要です。

要するに、各店舗に大量に納品して「頑張って売り切ってください」と圧力をかけるだけなら違法行為にはならず、勝手に給料から天引きなどをしたら違法行為になる、ということなんです。

そのため、違法行為に近い買取がコンビニやスーパーなどに蔓延しているというのに、各企業は大きな取締を受けずに済んでしまっているわけです。

もし、みなさんが働いている店舗などで、「売れ残った商品の分給料が天引きされる」といった事が行われているのなら、それは紛れもない違法行為ですので、専門機関への相談をおすすめします。

けっこう「それが当たり前」と思い込んでいる人が多いようで、コンビニのオーナー(店長)などが、自分が違法行為を行っている事に気づいていないケースもあるみたいですよ。

古い慣習にまどわされず、労働基準法をしっかりと守ってお店の経営に望んでもらいたいものです。

アルバイトのノルマ強要はコンビニがダントツ!?

コンビニ本部はノルマ強要や買取を否定していますが、実際の現場にはそれらが事実として存在しています。

しかもこういったアルバイトへのノルマ強要は、他の職種などを含めて調査した結果を見るとコンビニがダントツで多いそうで、他の職種がのきなみ3%を下回る中で、コンビニだけが10%以上を記録しているらしいんです。

参考:大学生等に対するアルバイトに関する意識等調査結果について |報道発表資料|厚生労働省

つまりコンビニの店舗10件につき1件の割合で、なんらかのノルマが強要されている可能性がある、ということになります。

日本ではノルマや買取がむしろ「普通」と考える人も多いので、本部側がどんなに指導しても当たり前のこととして行われているのかもしれません。

さきほどご紹介した知恵袋の回答にも、そういった事を言っている方がいました。

会社、またはその店舗の一員として出来る限りの協力をするということには賛成できますが、それも程度次第です。
その他の職種と比べ、明らかにノルマ強要の比率の高いコンビニ経営には、やはり問題があると考えるのが妥当だと思います。

企業において古い慣習がいつまでも残ってしまうのはよくあることです。
そしてそれが、情報飛び交う現代においてようやく露呈してきたというのが、これらの問題の根っこにあるのかもしれません。

実際にコンビニの季節商品を否定する意見も増加しているようですので、今まさにコンビニ各社は古い体質の改善を迫られている、と言えるのではないでしょうか。

ノルマ問題に絡むコンビニの経営戦略とは

この項目では、コンビニの廃棄問題の項目でも少し触れた「アタック表」による従業員の営業方法などについて解説してみようと思います。

と同時に、コンビニの経営戦略の基本的な考え方や、それがどういった形でノルマ問題に絡んでいるのかなどを分析してみましょう。

まずはアタック表とその営業についての解説を簡単に。

コンビニでは、従業員の家族や知人、友人などを「顧客」「営業先」として捉える考え方があるらしく、ごく一部のコンビニ店舗では、各従業員には自分の家族などに対して季節商品を売り込むように通達されることがあるようです。

そしてその際に使用されるのが「アタック表」と呼ばれる張り紙。

アタック表には各商品名が書かれていて、他にも各従業員の家族や知人の名前を書き込む欄と、その人物に売り込みをした際に買ってもらえたかどうかを◯×で書き込む欄があるそうです。

この表を元に、従業員たちは様々な人物、場所へとアタック(営業)をかけるわけです。

近しい人物だけではなく、従業員が利用するお店や学校にもアタックをかけるように指示されている場合もあるらしく、さながら営業マンのようです。

具体的に「どのくらいの数を売らなければならない」という規定は無いようですが、こうして表として張り出されている以上は実質的にはノルマが課せられているようなもの。

事実上のノルマは、コンビニのアルバイトやパートさんたちに重くのしかかってきます。

他にも、従業員同士で販売数の競争をさせるなどして店舗全体に活気を持たせ、各季節ごとのキャンペーンを盛り上げようというこころみをしている店舗もあるようです。

オーナー(店長)は、コンビニ経営の研修時に本部の経営理念を叩き込まれていますので、実際にこういった経営を行っている店舗は思った以上に多いと思われます。

従業員の人間関係を「営業先」と考えたり、従業員同士の競争意識を煽って売上に繋げたりというのがコンビニの経営方針ということなのでしょうか。

コンビニ本部としては「従業員の周辺である程度商品がはける」と見込んでいるのでしょうが、今の時代そう簡単に高価なおせちや大量の恵方巻などを買ってくれる人がそうそういるとは私には思えないんですよね。

その見通しの甘さがフランチャイズ経営である各コンビニ店舗のオーナー(店長)や従業員へのしわ寄せとなっている気がしてなりません。

本部が思っているほど「身内」で売れてなかったりすると、売れ残りも増えますからね。

恵方巻などの季節商品が大量に廃棄される要因の一つとも言えるのかもしれません。

確かに「商売」として見れば正しいやり方(経営方針)なのかもしれませんが、その本部からの圧力のせいでノルマ問題や廃棄問題に発展してしまっているのなら、私たち消費者側はその経営方針を肯定するわけにはいかないと思います。

コンビニの廃棄問題、ノルマ問題が共に大きく取り沙汰されている今日の現状を忘れないようにしたいですね。

恵方巻という風習が悪習化した理由とは?

元々一部の地域で伝統として語り継がれていた恵方巻の風習ですが、残念なことに、ここ最近での恵方巻のイメージダウンは急激なものとなっています。

私たち消費者側も、原因となっているのはコンビニの経営戦略や売上至上主義による部分が大きいということはわかっていますが、イメージというものは非常にやっかいなもの。

コンビニによる相次ぐ悪いニュースによって、だんだんと恵方巻とその風習自体をなんとなく敬遠してしまうような空気が、私たちの中に生まれつつあるようです。

まさに伝統風習が悪習化してしまった、と言えると思います。

セブンイレブンが最初に始めたとされているコンビニによる恵方巻販売ですが、「コンビニで恵方巻を売る」ということ自体は本来悪いことではないはずなんですよ。

しかし、そこに「必要以上の利益を求める」という要因が加わることで歪みが生じ、恵方巻の大量廃棄や、過酷なノルマなどの各問題を発生させているように思えます。

つまり恵方巻という風習を悪習化させる原因となったのは、コンビニのみならず、恵方巻商戦に参加している全ての企業の「利益最優先」の考え方なのではないか、ということです。

特に恵方巻は、その風習の内容も含め現代の日本においてはまだまだ新参者で、それほど大衆に浸透しているとは言い難いものです。

クリスマスやバレンタインのような、大衆にすっかりなじんだ季節イベントとはそこが大きく違います。

古くから親しまれる季節イベントと同様、これから末永くその風習が続いていけるよう、各販売店には「恵方巻のイメージダウンを防ぐ」ことを最優先に考え、経営を行って頂きたいと願うばかりです。

コンビニなどの販売店にとって大きな利益が期待できる季節イベントの一つですから、短命に終わるよりは長続きしたほうが絶対いいはずなんですよね。

ねぇ、頑張りましょうよコンビニさん。

悪いのは恵方巻じゃないから!恵方巻は美味しいから!

コンビニの恵方巻に関する諸問題、いかがだったでしょうか。

少々「コンビニ叩き」のような内容となってしまった部分はありますが、実際にコンビニで働いている、またはこれから働こうと思っている人たちにとっては死活問題です。

少し辛口で問題定義をするべきなのでは?と判断してこういった内容にしました。

しかしいろいろな問題があるとは言え、それらのほとんどはコンビニや各販売店の経営のやり方に起因しているわけですから、恵方巻などの季節商品自体に問題があるわけではありません。まぁ当然と言えば当然なんですけど……。

それに恵方巻ってすごく美味しいですしね。

コンビニスイーツっていう言葉もあるくらいで、コンビニが販売する食べ物ってあなどれないものがあるので、恵方巻もこれからどんどん美味しくなると思うんです。

ですから、ノルマ問題や廃棄問題をひとまず置いておくと、筆者はむしろ最近のコンビニによる恵方巻キャンペーンには大きな期待を抱いているんです。

なぜなら、最近では「ロールケーキ型」や「サンドウィッチ型」の恵方巻などが販売されるようになったことからもわかるように、季節商戦が激化したことで相乗効果が生まれ、恵方巻がより一層の盛り上がりを見せつつあるからです。

これからもコンビニ各社からいろいろな恵方巻が販売され、工夫をこらしたキャンペーンが行われるというのなら、それはそれで私たちにとっては大きな楽しみとなります。

コンビニ各社には是非、会社全体の体質改善に努めてもらい、これからもじゃんじゃん美味しい恵方巻を販売して欲しいものですね。

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けんぷー

様々なバイト経験を活かした多角的な視点からアルバイト関連の内容について執筆。